で、あなたはどうする?

自分の人生は、未来は、自分でデザインする。悩みを勇気と行動に変えるライフシフト・コーチング

講師自身が、過去の自分を愛せているか

こんにちは、コーチのfuminoです。
 
コンサルタントコーチング、カウンセリングなどの謳い文句として
 
「毎朝の通勤地獄、残業時間3ケタのダメサラリーマンだった僕が」
「好きでもない仕事、嫌な上司、女子会マウンティング三昧の、しがないOLだった私」
 
などなど、ご本人の「過去の姿」を引き合いに出して、
 
「今の私は過去の『ダメな私』からこんなに変わりましたよ!
通勤とは無縁の生活で、好きなことだけして月収7ケタ!
そのノウハウを教えますよ♪」
 
といった文章を、これでもかと沢山見かけます。
 
「これだけ変われた」という「比較」は、
「変わりたい」と願っている人たちの心理に訴えかけるには
とても効果的だと思うし、商材になるし、
宣伝として使いやすいですよね。
 
でも。
たまに感じるのですが、
「変われた今の自分」を強調するあまり、
「過去のダメだった自分」を、あまりにもけなしている人が多い。
今風に言うならば、disってる、と言いますか。
 
過去の自分のこと、当時は本当に本当に嫌で、
変わりたくて、変えたくてたまらなくて、
もの凄い努力をされて、成果を出して、
その軌跡を立派な商品にされてるのは
とても伝わってくるのですが、
ここまで言うか?と感じることがあります。
まあ、文面なので、宣伝のための誇張も入っているかとは思いますが。
 
講師の皆さん、コンサルタントさん、コーチさん、カウンセラーさん、セラピストさん、
そんな「ダメだった過去の自分」を、今では愛せてますか?
と、たまに聞きたくなります。
 
とくにそう感じるのは、
ブログやSNSなどで、「今の幸せな自分」を出すのと同時に、
事あるごとに、「過去のダメな自分」を引っ張り出してる人。
 
「X年前の私に見せてやりたい」とか、
「あの頃のダメ社員だった俺に比べたら~」とか、
事あるごとに、過去の自分を叩く人。
昔の自分が、今でもそんなに嫌い?と思ってしまう。
 
「未だに過去の自分が許せない」人が、
「これだけ成功しました!変われました!」
「未来は自分で作れます!」
と声高に言っていても、
どこか「この人、自分を信頼出来てるのかな?」と思ってしまう。
 
なぜなら、どんなに劇的に変わったとしても、
「今の自分は、過去の自分から繋がってきているもの」であり、
良い部分も嫌だった部分も白歴史も黒歴史も全て、
その存在を認めて、許して、愛してあげられなければ、
「今の自分につながっている、過去の自分」を否定したまま、
「今の自分」を売ろうとしているように見えるのです。
自分のキライなもの、見たくないものを材料に入れたまま、
商品を作り続けて、売ろうとしているように見えるのです。
 
「仕事も恋愛もダメダメ、会社や社会に文句ばっかりのダメダメ社員だったけど、
そんな自分も今に繋がってるんだし、ダメダメなりによく頑張った。今では可愛いなあ。」
ぐらいに思えているならいいけど、
「思い出すのもイヤ」とか言われると、
他人事ながら「大丈夫かな」と思ってしまう。
 
「過去の自分を全てポジティブにとらえろ」とは言いません。
 
「自分を変えたい、人生を変えたい」と思って自己投資している人は特に。
お金を払う前に、その講師が「過去の自分をどう思っている人なのか」
文面などから考えてみるのも、受講への1つの判断材料になるかもしれません。